沖島

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

シルバーウィークに同僚と京都と沖島を往復するサイクリング (ツーリング) に出かけた。

朝に集合して4人で大原を経由し途中越を経由し滋賀県で出る。5月より途中越をつらく感じたような気がする。気温のせいなのか。

琵琶湖大橋を通ってピエリ守山へ向かう。琵琶湖大橋は長さと勾配がそこそこあり、天に向かって伸びているような錯覚に陥る。頂点から琵琶湖を見下ろす風景は、雲ひとつない青空も手伝って突き抜けるような爽やかさだった。

ピエリ守山は、思ったほど寂れてはいないものの、この規模のショッピングモールがシルバーウィークにこの人入りはまずいだろうと思うほどではあったので、期待に近いものであったかもしれない。

休憩してから近江八幡を過ぎて港へ向かう。港までの最後数kmはアップダウンが続いてなんだか疲れてしまった。


船に乗って沖島へ向かう。船は小型船で、思ったよりも乗客が多いので満員といった状態だった。降り立つと、古びて時間の止まった港町の風景が広がった。こんなにもステレオタイプな昭和の風景はなかなかないだろう。

早速港の近くに黒猫がいたので近づいて交流する。猫島と呼ばれるほど猫がいるという噂だけど、同僚の知り合いが最近訪れたときは猫には出会えなかったという話もあって、猫に会えるかどうかは話半分でいたのだけれども、こんなにあっさり出会えたので一体会えなかったという同僚の知り合いはどこを歩いていたのだろう。

https://instagram.com/p/71wIUDi0Tm/

観光地の猫らしく、ずいぶん慣れている様子だった。この写真の猫は肉付きもよく健康そうだったけれども、5匹くらいの子猫たちは痩せ細っていた。切り立った山がすぐそばに迫る島だったので、猫たちの餌は面積ほど豊かではないのかもしれない。

海岸線と言いたくなるような水辺沿いのけもの道めいた細い道を歩いて山の上の神社へ向かった。厳島神社という名前だけあって、鳥居は厳島の名に恥じないような位置に立っていた。

木陰の湖沿いに彼岸花が咲き乱れ、クロアゲハが蜜を吸いに飛び回っていたあの風景は、あまりにできすぎていたように思う。本当にこの世のどこかに作り物ではないこんな風景があるのか。


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帰りに30km/hほどで巡行していたら右膝が痛くなったのでペースをゆるめてもらった。あとで調べてわかったけれども、体ができていない初心者が高ケイデンスを続けた場合、膝がブレて炎症を生じやすいらしい。

大津を通りつつ、小関越を通って京都へ帰る。大津のあたりは京阪で訪れたことがあり、見知った風景を自転車でまた訪れたことでパスの繋がる場所がまた増えた達成感が嬉しかった。

小関越は、港の手前よりもずっと走りやすかった気がする。勾配はよりきつかったと思うけど、上りだけが続くのでペースを維持しやすかったのが大きいかもしれない。

下りは急なカーブが多いわりに勾配がきつくてスピードが出るので怖かった。最後、山科の高架下をくぐるところは、車道が上り勾配であるので錯覚が生じたのだろうけど、それにしてもきつい下りに見えて怖かった。実際にスピードも出た。

四宮をくぐり抜けて、最後、国道を抜けて蹴上へ下りてきて、やっと見知った風景に戻ってきた安心感があった。


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疲れた体にはスパイスということで、タイ料理を食べた。



  • Keep
    • 怪我をしなかった
    • 走り切った
    • 琵琶湖沿岸を走った
    • いくつかあった峠でペースを維持できた
  • Problem
    • ひざの痛み
    • アップダウンが続く場所でのペース配分
    • ボディバッグが蒸れる
  • Try
    • サドルバッグやツールボトルの活用
    • ケイデンスが高くなってもペダリングの姿勢を崩さない