この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

なにかをするとき、他人と一緒だといろんなことを考えなくちゃいけなくて、すると途端にめんどうになって投げ出したくなる。

ひとりで楽しめるものじゃないとなかなか身が入らない。
スポーツが嫌いというより、体育会系の部活が嫌いなのだと思う。

大人になって、ひとりで過ごせる時間がとても増えてよかった。
高校生の頃までの他人に溢れた生活は毎日気が狂わないよう正気を保つことで精一杯だった。好きとか嫌いじゃなくて他人といると緊張するしイラつくんだよ。
何考えてるかわからないやつのことを考えてみて、気になるなと思ったら恋ということにしてみて、でもその先のことを考えると自分とそいつ以外にも世の中には人間がいて、おれとそいつの二人きりだったらずっとそいつのことがたぶん好きなままでいられるけど、他の人間と揉みくちゃにされたら、たぶん頭がおかしくなって嫌いになるかもしれない。それが嫌だからなにも距離感を変えてみようとか考えたくないときがあったのだ、わかるか。

ねえ、わかるか、幸せそうなやつらが多ければ世の中はよい状態にあるってことにされるが、雨が多いとか、なんとなくイラつくとか、そういう理由で「幸せじゃない」と言っていいし、「最悪だ」って言っていいのだ、他人の幸せをぶち壊すことと同じくらい、他人の不幸や苦しみをぶち壊すことはヒンシュクを買っていいはずだ、わかるか、わかるかよ、知るかよ、なんでなのさもう