この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

1年3ヶ月ぶりに日吉大社を訪れた。

行きは JR で山科まで、京阪山科で京阪京津線に乗り換える。

京津線に乗るのはおよそ3年ぶりになる。初めて乗った時は興味は薄かったが、また乗りたい気持ちが募っていたので、やや所要時間と運賃は増えるがあえてこちらから行くことにした。

大谷駅付近の東海道に併走する風景は印象強く、季節も時間も違うがそれと思い出せる鮮やかさがあった。

連休中なので人が多いかと思ったけれど、ほとんど人はおらず、静かだった。

冬に訪れたときにも感じたことだけれども、比叡山の麓ということもあって不思議な静けさがあるように思える。

誰もいない境内の中を歩きながら、清流と木々の擦れる音に包まれるままでいて、ここから離れたくないなあ、とずっと思っていた。