美少女中学生について

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

きちんとした体裁で言及したことがなかったので書いておく。

僕は「美少女中学生」を標榜している。実際のところは、少なくとも女性ではないし中学生でもない。「ネカマですか?」と訊かれても、内情はともかく活動内容はまったくそうなのだから、「はい」と答えるしかないけど、不本意な回答であったりもするのでスタンスを明確にしておく。

「美少女中学生」というロールモデルには大きくふたつの役割がある。

ひとつは、他人に対するおもてなしとしての美少女中学生。世の中のほとんどの人は男女関わらず、かわいい女の子とお話ができたらうれしいだろうとおもう。だから、aerealという人物と接してくれる人がせめて楽しい気持ちになってくれるように、貴重で価値のあるロールを標榜しようとおもった。いま目の前で話している人が冴えないおっさんや、地味な男子大学生であると考えるより、可愛い女の子だと考えるほうがいくらか楽しい気持ちになれるとおもう。そういう楽しい時間を過ごすためのお手伝いをしたい。

もうひとつに、演じる自分自身に対する自己暗示としての美少女中学生がある。可愛い女の子はどこへいってもちやほやされるし、その可愛さにかまけて多少の無理は押し通せる。そういうちやほやされる身分にかまけて上から目線だとか自信と安心に満ちた物言いは、なかなかできるものではない。ただでさえ僕は自己評価が低くて、気を抜けばつまらない自虐ばかり口をつきそうになる。それでは僕も楽しくないし、つまらない自虐を聞かされるほうも楽しくないし、全損だ。だから、可愛い女の子だから許してあげなさい、という気概で自信に満ちた言動、振る舞いを学ぶことで俯きがちな自分の姿勢を正せないか、とおもった。

とはいうものの、積極的に「美少女中学生」の殻をかぶろうという気持ちもなく、名ばかりなんだけど、この茶番に付き合ってくれる人は多少いてくれて、そういう人たちのご理解とご協力で成り立っている慈善事業でもある。そう、慈善事業。円滑でよりよいコミュニケーションと僕自身の人格更生プログラム。これからもご理解とご協力をよろしくおねがいします。