中古カメラ

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

  • SONY α700 + SONY DT 35mm F1.8 SAM (64,400)
  • PENTAX K-7 + PENTAX smc DA 35mm F2.4 AL (65,350)

ボディ中古とレンズ新品でのお値段。よせばいいのに、そこらへんで目にした「α700の名機伝説」っていうのが気になって調べて、「よさそう」とおもってしまってさあ大変。

どちらも古めかしいというか、カメラ然としているような見た目がすごくツボ。あと、ミドルクラスということでファインダーとシャッターのクオリティは高いとの算段を立てた。特にα700は音響部門と共同でシャッター音を追求したと豪語するほどだから、まったくワクテカせざるをえない。

K-7もα700も中古市場では最近のエントリーモデルと同じくらいの価格帯になっている。具体的に言うとボディだけで4〜5万円になっている。時間が経過しても劣化しない価値を持っているミドルクラスだし、中古で買っても価値はあるかなあ、とおもった。

写真に関してまだまだわからないことがあるし、やっぱりカメラを選ぶ上で見た目だとか手触りだとか重さだとかを重視したい。もちろんシャッターとファインダーは言うに及ばず。

そこで、気になるカメラふたつについていろいろ調べたので残しておく。

まず、K-7とα700を候補にあげたのは、ハードウェア(筐体)に価値がある、つまり早々に陳腐化しない価値があるということ。ソフトウェア面での進化はデジタル化された現在、避けられぬことだとおもうが、ハードはもっと長い寿命を持っているし、これから4年間はボディを買い換えるつもりはないので、それなりのものであってほしい。

α700はいまいち良い印象のないソニーのカメラだけど、NEXとかα二桁とか、わりとおもしろいことをしているなあ、という最近の印象も考慮して、候補にあげてみた。

既にディスコンになっていて、後継機がラインナップに存在しない。後継機についての噂はいろいろあるが、どれも眉唾だし、第一、発売されたとしても新品で買えない。

DT 35mm F1.8 SAMは2万円を切る価格でありながら、超音波モーターを搭載した明るいレンズでとても魅力的。

ただ、ソニーは透過ミラーとEVFへシフトしていくみたいで、OVFはフルサイズのα900(とその後継機)だけになってしまうかもしれない。ただ、α700を使い倒すころにはEVFもより洗練されてOVFへのこだわりを忘れるほどにいいものになっているかもしれない。

あと、わりと致命的な弱点とおもわれるのが、ライブビューを搭載していないこと。ファインダーだけでピントを合わせるのがつらい場面は少なくないとおもうので、そのときにライブビューという選択肢を選べないのは、心許ないかも。

対してK-7について。K-7の痛いところは何よりK-5という後継機がリリースされて、気持ちの面での陳腐化が急速に進んでいるということ。厄介なことにK-5をさわってしまっている。まあ、店頭でいじる程度だから、それほど違いがわかるとはおもわないけど。

あと、ペンタックスの純正レンズに明るい標準レンズがないのもちょっと気になる。ただ、これはDA Limitedなどにも表れているように、ペンタックスの方針なんだとおもう。シグマに30mm F1.4という明るいレンズがあるのだし、明るい標準レンズがほしくなればそれを選べばよい。

ただ、それらを補って余りある魅力を感じている、ということは日記とかで散々書いてる。角張って古風な風貌、ハイミドルという位置付けでありながら小型軽量なボディ、安っぽさが微塵もない強靭なボディ、鮮やかな色乗り、充実した単焦点ラインナップは、ほんとに魅力的。

とりあえず、α700をレンタルして使ってみたいとおもう。