日記

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

朝、ご飯が炊けるのを待って朝食をとる。ソーセージとお吸い物と白米。とてもお腹が減っていたので、もう一膳食べた。親が出勤してから、マシンの電源を切り、布団を敷いて眠る。アラームを2時から4時まで、1時間おきにかけておく。あまり寝すぎてもよくないからだ。しかし、2時に目を覚ましたものの、二度寝をして、最終的に5時に起きた。陽も傾いて、結局、まともに日光を浴びなかった。
街に出かけて参考書を買う予定で、街まで徒歩で45分くらいなので、あまりもたもたしていると書店が閉まってしまう。夢を見たので、それを書き留めようとPCを起動して、はてダに書きはじめるが、いよいよ暗くなってきたことに気がつき、そのままにして顔を洗い、歯を磨いて着替える。パーカーを中に着てからジャンパーを羽織る。
外に出てから雫の滴る音に気がつく。日中、気温が上がって雪が溶けたようだった。雪が積もっているとはおもわなかったので、スノトレを履いて出た。鍵をかけて、ケータイを右の尻ポケットに、財布が左の尻ポケットに入っていることを確認する。べつにケータイはなくてもかまわないが、これが右の尻ポケットに入っているとなんとなくバランスが取りやすいからだ。
道路に出ると、雪が溶けていた。溶けていたどころか、ところどころアスファルトが露出していた。歩きだすと、ぐちゃぐちゃになった地面に足をとられるし、大きな水たまりがいくつもあって、撥ねないように慎重に歩かなくてはいけなくて、とても神経を使った。いつもの道順で街に出る。もう暗くなっている。本当に日光を浴びなかった。
歩いているうちに体が温まってきたのか、暑い、と感じた。気温はプラスはあったとおもうが、それでも驚いた。春なのかもしれない。この調子だと暖房が効いている店の中には長居したくない。
書店のある百貨店はやっぱり暖房が効いていて、入った瞬間に体が汗ばむのを感じた。あまり汗をかきたくない。でも、参考書の中身をすこし見てみたい、という気持ちもある。
今日はとりあえず、数学の参考書を購入し、地学と世界史の独学用の参考書を確認することにした。参考書コーナーは眼鏡をかけてジャージを履いた部活帰りのような男子高校生と、すこし背の低い、私服の女子高生と思しき人の二人がいた。あまり広い通路でもないので、お互いに意識しつつも無関係でいる。無関心であることは、とても心地がよい。
目的の数学の参考書を見つけて、その周りにある数IIICの参考書の中身を見てみる。立ち読みというまったく集中していない時間に、参考書を読むと、まったく内容が頭に入ってこない。数IAの参考書でさえ、立ち読みするとまったく頭に入ってこない。参考書を立ち読みしても、自分があまりにもバカなんじゃないか、という意識が加速するばかりで、あまりいいことがない。内容が自分にあっているかどうか、というのもよくわからない。ただ、例題と解答が同じページにあると、どうしても目に入らぬようにと意識してしまって、集中力が削がれてしまうのでそういう参考書や問題集は嫌だな、とおもいながら中身をぱらぱらと見てみる。
ひととおり見てから、レジに数IAの黄チャートを持っていく。さっき参考書コーナーにいた男子高校生が前に並んでいた。数IIICの問題集を2冊、買っていたようだった。会計が1200円ほどだったので、よほど安い組み合わせだったんだろう。店員が笑顔で受け応えしている。必要以上ともおもえる笑顔だった気がする。男子高校生は背丈もあって、凛々しい顔つきだったようだし、店員の好みだから補正がかかったのかもしれない。これで、おれの応対が変わると辛すぎるので、店員とは目を合わせたくなかった。しかし、もともと店員などとは目を合わせないから、杞憂だった。彼は理系の高校生で、数IIICの問題集を買っていった。おれは二浪で、数IAの参考書を買った。1700円ほどだった。高い、と感じた。
エスカレーターで何度も降りて、百貨店を出る。暖房に慣れたせいか、すこし寒く感じる。陽が完全に落ちたせいもあるかもしれない。昨日、マガジンを読んでいないので、どこかで読もうか悩んだけど、帰り道にまったくコンビニがないし、こんなひどい地面を長く歩きたくないので、諦めることにした。はやく帰りたい。タクシーでもバスでも使って、さっさと帰りたい、ともおもった。でも、歩きながら考え事をする時間が一番好きなので、やはりこれでいい。