最近買った車用のあれこれ

グローブ

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初夏になって特に気温が上がってから手汗でステアリングがベタつくのが気になってきたのでグローブを買った。

本格的なレーシンググローブだと革製になるけれど、夏に使うには暑すぎるしそこまで本気の用途じゃないから、自転車用の製品にした。 掌側は通気する穴があいたウレタンクッションがついていて疲れにくく、甲側はメッシュになっているので蒸れにくいのが良い。

アームカバー

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真夏になると日差しが強く、日中に運転していると二の腕が焼けるかんじがして嫌だし疲れるのでアームカバーを買った。

ロードバイク用のカバーは持っているけれど、化繊で蒸れるのでモンベルのジオラインのものにした。

普段着に合わせるとおばさんくさい見た目になる気もするけれど、休憩時くらいならあまり気にならないし実用的なのでまあいいかと思っている。

ウレタンクッションシール

MAZDA3の車内は照明が少なく暗いので、乗り込んでポジションメモリースイッチを押す時にいちいち室内灯を点けていた。

また、狭い路地ですれ違う時とか咄嗟に360°ビューモニターを点けたい時に手元に一瞬視線をやらないといけないのが不便に感じていた。

指先だけで目当てのスイッチを見つけるために触感で区別できると良いのでウレタンクッションシールを買って貼った。

シートポジションメモリースイッチは真ん中の1番に付けて、そこを基準にSETか2番かを押せるようにした。

粘着力もちょうどよく糊が残りにくいので、すぐには外れないがいざ外す時に汚れないほどなのでちょうどいい。

透明なのでぱっと見た時の見た目がそんなに変わらないのも気に入った。

気取った暮らし

気取った暮らしをバカにしてきた。気取った暮らしには中身がない。空虚なものごとに財も心血も費すのは愚かである。

しかし気取るために背伸びをして身の丈を追いつかせようとするのならば、それは成長のきっかけになるし、そういう風になれるのであれば空虚ではない。

そういう心境の変化がありイソップのハンドソープとハンドジェルを買った。

レバレンス ハンドウォッシュ | Aesop 日本

ワインディングを走るのが楽しい

最近、行ったことのない場所に高速に乗って出かけるフェイズは落ち着いて、同じ目的地へ下道を使うなり別ルートを発見するのがもっぱらの楽しみになっている。

R304を通って富山県に入り、R156を走って白川郷まで下るのがいまのところお気に入り。

ワインディングを走る楽しさはよくわかっていなかったけれども、実際に走ってみると法定速度内でも十分に車を操る楽しさを味わえる上に眺めの良い場所にアクセスしやすかったりもしてお得。

勾配のきつい上り坂だと速度を上げなくても上の方までエンジンが回せるのも気持ち良い。

カーブ進入時の速度やブレーキングがうまく決まると横Gも少なくなるし必然と脱出速度も上がるのでやりこみ要素になっている。 特にアクセルを踏むタイミングを間違えるとアンダーステアが出てステアリングを切り増さないといけなくなり、荒い運転になってしまう。 カーブの脱出速度を上げるといっても40km/h制限の道路でRがきつめのカーブを脱出時に40km/hになるように運転するのもけっこうむずかしいもので、カーブのR予測と進入時の速度などから最適なアクセルの踏み込み量とタイミングを見計らわなければいけない。

むずかしいだけにシフトチェンジをてきぱき決めて良い姿勢でカーブを曲がれたらすごく楽しい。

ワインディングを走りつつ帰りは高速でショートカットする、みたいなドライブを考えると車重の軽いスポーツカーが楽しそうで、ロードスターやGR86/BRZが人気なのが改めてよくわかる。

後輪操舵とHCCで足回りが硬くなりすぎず旋回性能を手に入れたメガーヌR.S.や、MRのA110とかも楽しそう。

しかし一番はMAZDA3なので、いつか2.5ターボが日本でも発売されますように。

映画『恋は光』を見た感想 (ネタバレあり)

happinet-phantom.com

映画『恋は光』を見た。ついさっき見た。とても好きな作品で、だからこそ自分の中での期待値が青天井に高くそれを越えることは並大抵のことではないだろうと思い見るつもりはなかった。

しかし同じように原作を好きだという知人のid:Pasta-Kがこういうツイートをしていて考えが変わり、即日見ることにした。

blog.pastak.net

結論:

  • 120分にまとめるため等の事情による改変・アレンジは見受けられるが、全体に原作への敬意が感じられ総合的には受け入れられた
  • 作品の新たな側面を提示するという意味でとても理想的なメディアミックスだと感じる
  • 個人的な思い入れ・感情の面でも非常に満足した

以下、ネタバレありの詳細な感想。



メディアミックスとしての感想、と結末の感想の2つについて書く。

120分に収めるためにもはやアレンジは避けようがなく、もっといえば何を削ぎ落とすかを迫られていた。

映画では物語の中核から宿木を外すことで3人の関係性描写の熱量を減らし「憧れの恋」か「慈愛の恋」かという構造を導き、物語をシンプルに見せたと思う。 この点、宿木は割を食ったともいえるが、原作を読み返すとやはり描写の点で一歩引いた存在だったという印象はあるのでより強調しただけの結果ともいえそう。

キャスティング・演技もとても良かった。主要登場人物がみな文語調で喋るしかなり外連味が強く、アニメならともかく実写となるとかなり不安のある作品だったが、蓋を開けてみれば嫌味がなくて期待を越えた。

特に西条と北代は重要で、西条はわかりやすくめんどくさそうな人間性をしているが、しかしとっつきにくいと思われてはいけない主人公だし、北代は中盤までの底の見えない飄々とした態度と央に光っていることを指摘されて以降の動揺を隠せない様とがうまく届かなければ魅力は伝わらない。

特に西野七瀬の北代はよかった。とにかくよかった……。安易に涙を見せる演技はさせず劇中で一度も泣かなかったのはよかった。 めんどくさい台詞回しの多い北代だけどキャラクターに言わされている感もなく、原作でも特におしゃれで服装や髪型をころころ変える彼女の装いに耐えられたのもさすがは元アイドル、かもしれない。 *1

さて北代。結末について。原作において西条は東雲と付き合うことにした。宿木と北代は「略奪もよくある話だから、覚悟しておけ」というニュアンスのことを言って一応は東雲とくっつきつつも二人の関係も絶対のものではないと示唆することでいわゆるルート確定には最大限考えを巡らせた結末を迎えた。

映画では、西条は東雲への恋心は変わらないとしつつも「憧れだ」と評し、北代への思いは「何と言ったらいいのかわからない」とし「好きだ」と言い、くっつくことになった。

正直、id:Pasta-Kの感想を見た時からそういう展開はあるのか?と予想しており、結果的にはそうなったのだが、見ていて信じられないような気もした。

d.aereal.org

とにかく「恋とは何なのか」を突き詰めたラブコメとして非常に意欲的で楽しい作品でした。今生の北代さんに幸がありますように。

原作での北代さんは言ってしまえば、西条が 北代が向ける感情が何なのかを理解しきれなかったから恋愛対象にされなかった のだと思っている。 つまり同じ土俵に立つチャンスを得られぬまま原作の範囲ではその立場を変えることができなかった。

が、映画では西条が同じ土俵に上げ、最終的には「ふと (北代の) 顔が思い浮かんだ」ことで北代との関係を望んだ。

自分はこの結末をご都合主義だとは感じなかった。ひいては原作から「恋」にはいくつかの種類があることが示唆されており人物たちもみなそれについて議論を交わしていた。 ただそれらすべてを知る・理解しているかどうかでしかない、というだけの話だったと思う。

そして映画では西条は北代の気持ちを「恋」だと理解するのに足るものを得て、また自分の気持ちも「恋」だと理解した、ということに初見では違和感を覚えなかった。 つまりそれを説明するに足る情報を自分は得たと感じている。が、それが何だったのかは思い出せない。また見る必要があると思う。

原作を読んでいたときからとにかく北代さんには幸せになってほしいと思っていて、それが最高のかたちで実現してしまい不都合を補完してしまっている可能性はかなり高い。

だから北代さんは今生で救われてほしい会としては満足だけれども『恋は光』ファンとしての評価はいまのところ保留としたい。

ただ、少なくとも当初、自分が懸念していたような実写メディアミックスのよくある失敗は十分に避けられているどころか、作品の新たな解釈を提示するという意味ではとても価値ある映画になったことは間違いないと思うので、原作を愛していた人にはぜひとも勧めたい。

*1:ちなみに東雲はアニメや漫画でも実写でも「わかりやすい」キャラクター性をしていると思うので、あまり不安はなかった。

MAZDA3のステアリングを交換

定期点検時に申し出たステアリングを交換してもらった。

refs. MAZDA3 定期点検 - 『言葉を吐く』

MAZDA3のステアリングはグレード共通の標準装備として本革巻きになっているが、これはハンドクリームや消毒用アルコールに侵されて痛みやすい問題があるそう。 自分の個体は右の握りの部分が毛羽立った。

現在は対策品が用意されていて、証期間内だったので無償で交換してもらうことになった。

いつの生産分から変わったのかは知らないが、未対策品であっても交換はしてもらえるのでディーラーに確認するのがよさそう。