旅行のすべてをNotionで整理したらすごく良かった

フィンランド、エストニア、ラトヴィアを旅行するにあたって諸々のタスク管理やメモをNotionでやってみたらとても使いやすかった。

タスク

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Notionはページを作る時にいくつかのテンプレートから選ぶことができて、その中にTrello風のカンバンもある (すごい)。

タスクにはリッチテキストで説明を書くこともできる。ここは他のページで使えるマークアップがすべて使えるのでスムーズに使える。
TrelloはMarkdownのサブセットみたいなものが使えるけれど癖があるしテキストエリアが小さいしであまり使い勝手はよくなかった。

タスクにはPropertyが追加できて、たとえばIn Progressみたいなラベルだったり期限だったり。自由に追加できてそれで絞り込めるので、タスク管理のためだけに使ってもよいくらいよくできている。

国ごとのメモ

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ページの下へさらに子孫ページを作れる。今回は複数国をまわるので各国の気候とか交通手段のメモとかをそれぞれの国のページに書いていった。

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子ページを作るとサイドバーではこんな風に階層構造が作られる。

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さらに親ページには自動的に子ページへのリンクが追加される。これは地味に便利。

バウチャー類

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バウチャー類はGoogle Driveのドキュメントカメラでスキャンしアップロード、それをNotionに埋め込んだ。
自分にだけ公開しているドキュメントなので灰色になっているけれど公開ドキュメントだとプレビューされる。

持ち物リスト

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チェックリストも作れるので持ち物リストページも作った。

Notionでは折り畳みリストが作れて、これがかなり便利。他のツールでなかなか無いけれど、これがあると階層構造のリストを折り畳んですっきり表示できる。

カテゴリごとに折り畳みリストを作り、その子リストとしてチェックリストを作る、ということができてたいへん便利。

オフライン

特にヨーロッパは至るところでWi-Fiが飛んでいるし、フルキャリアだと機内のWi-Fiサービスが提供されていたりして完全にオフラインになることはほとんどなかったけれど、それでも電波状況が悪いということはある。

そんな時でもオフラインでちゃんと表示できるのはドキュメントツールのアプリとしては当たり前ともいえるかもしれないが、ちゃんと動いていてよい。

Notionは便利

リッチテキストエディタの完成度の高さ (非CJK圏で開発されているのにAquaSKKがまともに動く!!!)、豊富な機能を無理なく統合したデザインの美しさ、などなどNotionは本当によくできている。

ナレッジベースやタスク管理などなにかしらに大小様々なストレスを抱えていてなにもかも作り直したい! とずっと考えていた自分からその煩悩が消え去るくらいにはとても気に入った。
少なくとも自分がそういうツールを作るならNotionはすべての面で越えたい、そう思わせるくらいとても素晴しいサービス。

あまりによかったので特に機能面では困っていないけど個人の有料プランに入った。

ラトヴィア #3, 帰国

早いものでもう帰る。

朝、旧市街のウール製品を扱う店によってお土産を買う。

www.hobbywool.com

空港へ向かうバスの時間に余裕があったのでぶらりと歩きながらバス停を目指す。

 

フィンランドもエストニアもラトヴィアも、地理的には近いけれどそれぞれ少しずつ建築様式や人口密度などが違い、特にエストニアとラトヴィアの国境を境に文化的にとても大きな違いがあることに気がついた。

知識としてフィンランドとエストニアは民族的にも地理的にも近しいといったことは知っていたものの、実際に降り立って見てみると陸続きの国同士でこんなに変わるのかという驚きがとても大きい。

すなわちロシアとの文化的宗教的な繋がりが濃く見えるフィンランドとエストニアとドイツの影響が残るラトヴィア。一方、国民の割合的にはラトヴィアが最もロシア系の国民が高い割合を占めているというのは、非常に興味深いと思う。

 

https://www.instagram.com/p/BoEIz3QhaZN/

 リガ国際空港の保安検査場前のガイドがなかなか洒落ていた。

 

妹に頼まれていたお土産をヘルシンキ空港で買いtax refundを受ける。

前に並んでいた人が後ろの夫婦 (日本人) に「ちょっと外れるけど場所とっておいてね」と言い残し去り、しばらくして戻ってこようとすると夫のほうが「ちゃんと並べ」と言い、相手は「奥さんのほうにちゃんと言ったでしょ」と言う。

この人の行動はともかく、はいともいいえとも返事しなかった夫婦が事をややこしくしたなーと思いながら見ていた。

自分はこんなに達者に英語を喋れないのでなにかあったら泣き寝入りするしかないなーと思って見ていた。

 

帰りの飛行機はやけに眠くてすぐに寝たけれど深く眠れもせず、しかし目が冴えてしまい、けっきょくのべ1〜2時間くらいしか眠れなかった。

まあ飛行機だからこんなものかとも思う。

 

京都に着いたら寝惚けて財布を落としてしまい、慌てて清掃中のはるかの車両に戻って探させてもらい、無事に見つけた。危ない……。

家に荷物をおろしてからお腹も減っていたし日本食が恋しかったのでラーメンを食べて昼寝した。

ラトヴィア #2

独房みたいなホテルにげんなりしたうえおまけに朝は雨が降ったので朝食を食べてだらだらした。

部屋にいたらいたで清掃の人なのか、やたらとドタバタする音が聞こえてかなりうるさい。

 

さすがに一日ここにいても仕方ないしと昼くらいにホテルを出た。

10℃くらい下がって18℃くらいの外気温、普通に肌寒い。

北の庭園にあるティーハウスを訪れるも人がいっぱいなので諦めて旧市街に。

ガイドブックを見て知ったのだけど、ラトヴィアはエストニアより人口は多いし、加えてちょうど土曜日はなにかイベント?か祝日が被ったようで人出がタリンはもちろんヘルシンキと比べても多かった。

 

と思ったけど、多かったのは入口のあたりだけで、中に入って見るとごった返しているというほどでもなかった。

ヘルシンキやタリンと違って市街のスケールが大きくわりと歩かされる。

あと正教会っぽい建物がなくて、ゴシック建築が多くて西欧っぽい。ハンザ同盟都市でドイツの影響が長くあったらしいが、こんなにも違うのかとけっこう驚く。

 

実際、新市街のほうはユーゲント・シュティール(アール・ヌーヴォー)建築が立ち並ぶ通りがあり、ヘルシンキのほうがよっぽど東っぽかった。

ちなみにラトヴィアはフィンランドとバルト三国の中で最もロシア人の割合が高く25%近いらしい一方、ロシア人との摩擦も大きいらしい(ラトヴィア 無国籍とかでググるといろいろ出てくる)。

 

ラトヴィアにはバスとトラムのほかにトロリーバスが走っていて目の保養になる。

見た目は普通のガソリンエンジンのバスと同じなんだけど、加速が明らかに違っておもしろい。

 

旧市街の見どころをあれこれ見てお腹もすいたので行ってみたかったカフェに入り、ケーキとジンジャーティーをいただいた。

めちゃくちゃおいしくてケーキをもうひとつ頼んだ……。

https://www.instagram.com/p/BoCUhMAhyAh/

 

日も暮れてきたのでカフェを出てまっすぐ帰るつもりだったけど、夕暮れの空がきれいでふらふら写真を撮っているうちにDaugava川に出た。

ちょうど日が沈むところで水面が金色に輝いていて、疲れも独房みたいなホテルのこともぜんぶ溶けた。

旅の終わりに水辺に行くといいというジンクスを大切にしたい。

https://www.instagram.com/p/BoCUrX_B0oA/

 

キオスクでビールとプリングルスを買って外に出たらマリンバを叩いている少年がおり、なかなか素敵だったのでタクシーの釣り銭としてもらった貨幣をあげた。

その代わりではないが写真を撮らせてもらおうとレンズを交換しようとしたら手が滑りFE 55mmを落としてしまった……。

見た目はフードにしか傷がないけど1mくらいの高さから石畳に落としてしまったので吐きそうになった。

AFは問題なかったので大体大丈夫だと思いたいけど……。

 

ホテルに戻ってラトヴィアビールを飲んでこの日記も書いたことなのでそろそろ寝る。

早いもので明日で北ヨーロッパからさよならである。

秋のヨーロッパはすごくよかった。

エストニア #2, ラトヴィア #1

あまりにタリンが良すぎたのでバスの時間をずらして午前中もうちょっと歩けるようにした。

タリンのホテルは綺麗で朝食もおいしかった。

 

シャワーを浴びたら意外と時間がぎりぎりになったけどなんとか展望台には行けた。

路線バスでバスターミナルに行くつもりだったけど時間がぎりぎり間に合うかどうかというかんじだったので、タクシーで向かった。

ちょっと歳を召された運転手だからか、あるいはあまりに自分の英語がpoorすぎたのかbus terminalが通じず面食らったけどGoogle Mapsをみせたら通じた。

VISAのステッカー貼ってたはずなのにカードは使えんでって言われてこっちにきてはじめてユーロの紙幣を使った。

 

バスターミナルに着いた時点で12:29でほんとにぎりぎりだった。

乗車列の最後になんとかつけて間に合った。

4時間もバスに乗るの初めてだったけど、国際線の飛行機に比べたらなんでもなかった。

これから東京へ移動するときも高速バスでいいかもしれない。

 

ラトヴィア行きのバスはわりと自由でものすごい音で着信音が鳴ったり通話始める人がぼちぼちいた。

後ろの人はなんか穏やかにキレていて怖かった。I don't have mistakes You have 2 mistakes I don't have failures Lux Experience's driver fxxked xxx numberとか聞こえた。とにかく今乗っているバス会社にキレている雰囲気があった。

 

ラトヴィア、リガはかなり暖かくて25℃くらいあった。上着を脱がないと汗ばむくらい。

10分くらい歩いて着いたホテルの部屋はヘルシンキとタリンと打って変わってかなり年季が入って狭く独房ぽくてけっこう萎えた。

よく見ると汚いというより年季が入っているだけで水周りはきれいだったのが救いだけど本当に独房みたい。

い青リズズ鳥と鳥ズい鳥リズ青青リ青鳥 on Twitter: "独房みたいなリガのホテル見てください… "

 

移動の疲れもあったし部屋でだらだらしてそのまま寝た