ひとり暮らし

関西に引っ越してちょうど7年が経ち、もうすぐ8年目になろうとしている。

 

家の近くに業務用スーパーがあって、そこでパスタやレトルトのカレーを買い溜めては毎日自炊していた。よくやったなあ。

 

学生でお金がなかったのでバスや電車の初乗り運賃が惜しく、二駅くらいなら歩いていた。

京都でよく遊んだのでJRの終電ぎりぎりまでいて摂津富田駅から歩いたり。

 

父だった人にはずっと「お前は甘えている」「だから親の言うことを聞け」というようなことを散々言われつづけてきたし、一人暮らしをはじめるころには実家には母ひとりだけだったので心配をかけたくない気持ちもあって、絶対に一人暮らしで困っても親に助けは請わないと誓った。

仕送りはもらっていたから頼っていないというと嘘だけれど、少なくとも事前にお互いのあいだで取り決めたかたちの援助のみで生活するということは達成できたといっていいはず。

 

実家にいるときから、自分は一人暮らしが向いていると思っていて、実際、言い訳が立たない暮らしというものは、尊ぶ時間にも省みる時間にもあふれたとても豊かなものだと今でもそう思う。

 

だけど時々なくなったものについて気を巡らせることもある。

たとえば、朝、起きるのがすこしむずかしくなった。

ドアをかりかりひっかく飼い犬も、リビングのテレビをつける母もいなくて、京都に引っ越したいまでも、家はあのころよりずっとずっと静かすぎる。

凛として時雨 TOUR 2018 Five for You @ Zepp Osaka Bayside

正直、先日の金沢は小さいハコでステージがよく見えなかったとか、楽器・パート間の分離がよくなくてギターだけ聞こえるとか歌だけ聞こえるみたいなかんじで音がよくなかったとか、不完全燃焼なところが多く、けっきょくZeppみたいな大きいハコに賭けるしかないかな、みたいな気持ちだったわけです。

 

それにこの曲のここは、もっと照明こういうかんじにしたいだろうな、みたいなのも感じて、感じてというか、そうあってほしいみたいな願望ですけど、そういうのがあり、とにかくZepp Osaka Bayside公演が楽しみで仕方がなかった。

開けてみてどうだったかというと、もう最高。音がいい、照明がいい、アクシデントもありすべてがいい。これを最高と言わずしてなんだというのか。

 

真ん中TKよりで最前列から3つめのバーあたりくらいを位置どることができ、けっこう近くて見晴らしもよかった。

 

ライブで聞くといろいろ発見もあり、“Tornado Minority”や“EneMe”のどう弾いているのかよくわかんなかったフレーズはディレイつかっていたんだな、とかあのコードは実は高フレットを使っていたんだな、とか、いろいろ。

“ten to ten”のC♭M7は10フレットあたりを使っていた。いろんなものを見た。

“ten to ten”の最後のソロ、TKのためが長くてすばらしい。

 

“Chocolate Passion”の照明はMV意識で白のスポットしかほとんど使っていなかった。

途中ピエール氏が入りをまちがえてTKが止めてから「もう1回やってもいいですか? ……あ、凛として時雨です」というリテイク&謎挨拶をしたのがすごくよかった。

 

とにかくすべてがよかった、こんなにすごい気持ちになったの久しぶり。

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一日中雨だったのでNetflixで『Just Because!』を見た。

 

小宮さんが破天荒な後輩から徐々にヒロイン然としていく過程がかわいくて、たぶん報われなさそうと思いつつ応援したくなる。

しかし肝心の未緒と主人公のくっつきかたが雑だった気がする。

(未緒がなんで気移りしたのかよくわからないし、大学落ちたので返事しないという意地は通すわりに大学で再会したら特にわだかまりも見せないのか、とか)

 

ちょくちょく気になるところはあれども、小宮さんがかわいかったのでだいたいよし。

 

あと『たまこラブストーリー』も見た。

議論への参加ルール

提起された問いに過不足なく答える、もしくはより能率的な別の問いへ言い換える

  • 過剰 = 問いに対する答えないし解決を包含するが過剰な資源を必要とする
  • 不足 = 問いに対する事後条件を満たしていない
  • 能率的 = より答えが出しやすく、かつ元の問いから情報の欠落がない

議論に参加するからには着地させるという目的意識を持つ必要があると考えているし、単に言いっぱなしになるだけでは、それは議論への参加ではなく放言とか単に場をかき乱しているだけといえる。

3月3日

金沢で凛として時雨のライブを見た。久しぶりにこんなこじんまりとしたハコで聞いた。

物販の事前販売に並んでいたらリハーサルの音が漏れ聞こえてきて心拍が上がった。

ライブ終わりに気持ちよくなってオリエンタルブリューイングの香林坊店に行った。

 

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3月4日

春の金沢を歩いてまわった。気温が20℃近くありとても暖かく穏やかな天気で気持ちよかった。

鈴木大拙館に初めて行った。思索の庭がミニマリズムというかんじでよい。水はあらゆるものを映すようなところがあり、まさに思索の庭にふさわしいと感じる。

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昼はのどぐろ炙り。

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炙られた無惨なのどぐろ

3月5日

この日から東京。ちょっと合宿っぽくもあり楽しかった。

夜は同僚と表参道と渋谷のあいだにある中華料理屋に入って夕食とした。チャーシューに蜂蜜がかかって不思議な味で、雑な雰囲気のわりにおしゃれな味付けをするなーと思った。

東急ステイ青山プレミアに泊まるのは二度目で、レジデンスというグレードにしたら本当に家みたいなかんじですごかった。

3月6日

夜はオフィスで沖縄土産の泡盛コーヒーを飲んだりミニスーファミなどで遊んだ。

泡盛コーヒーにミルク入れてカルーア泡盛ミルクにしようとか言って遊んでいた、悪酔いしそうだったので自分は飲んでいない。

会議室スペースで酒盛りしつつゲームすることになり、テレビが2台あるので左でミニファミコンのドクターマリオをやりつつ、右でミニスーファミでパネポンをやるみたいなことができておもしろかった。

小さい頃、親戚や友達が家に来て遊んだときのような雰囲気があって懐しかった。

3月7日

同僚がアテンドしてくれて代々木上原のいい雰囲気のお店で夕食。アヒージョがすごくおいしかった。

よく東京には来るが訪れたことのないところはたくさんあるので自分の「東京」はまだまだ狭い。

行ったことのない場所、乗ったことのない路線、降りたことのない駅。未知を見つけるとわくわくする。

この日から赤坂見附のホテル。シャワールームがガラス張りでベッドはツインで壁に謎の絵が書いてあるという、東急ステイプレミアとは一転して実用性はそこそこのオシャレさ重視だった。

3月8日

合宿めいて作っていたものがいいかんじに形になってよかったよかったという雰囲気で開放的になり、京都から出張した同僚を交えてオフィスの近くの居酒屋に行った。

ずっとレーダーチャートのよさについて話していた気がする。益体のない話をずっとしていると京都っぽいかんじ。東京オフィスの同僚たちは通勤路線沿線やそこにできたお店の話をよくしていたり、話題のバリエーションが広くていつも驚く。

そのあとよなよなビアワークスに移動して1杯飲んで解散。

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メリーゴーランド

3月9日

昨日の時点で形になりつつあったものをほぼ完成形に近いところまで仕上げられて無事合宿もおしまいとなった。

夜は「劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ」の舞台挨拶を見に行くことにしていたので、同僚と新宿の地下街で肉を食べた。

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なんか肉

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その後、新宿ピカデリーに移動して同僚とは別れた。

舞台挨拶で寿美菜子さんと早見沙織さんが現れて、ああほんとうに生きている動いている〜って感動した。前に舞台挨拶を見たときもそんなことを思った。

久しぶりの劇場版もじんわり沁みた。

金曜日の終電に乗りたくなかったのでタクシーで赤坂見附まで。新宿の喧騒が嘘みたいに静かだった。……と思ったけど、ホテルのまわりはうるさかったし殺伐としたかんじの客引きがけっこういたので、ひさびさに緊張した。