FUJIFILM X-E3とXF 23mm F2 R WRを買った

RICOH GXRを手放してから、一眼レフという感じでもない時に持ち出すカメラがほしいと思っていたところ、ちょうど富士フイルムからX-E3から出たので発売日直後くらいに買った。

標準ズームのレンズキットではなくボディ単体とXF 23mm F2をそれぞれ買った。さすがにGXRと28mmのユニットよりかは大きいけど一眼レフ (PENTAX K-1 + FA 31mm) よりずっと小さいし軽い。
買ってから調べたところ、X-E3とXF 23mm F2を組み合わせてもK-1単体より軽かった……。





食事の記録にも気兼ねせず使いやすい

フィルムシミュレーション



クラシッククロームの渋い青

フィルムカメラを触ったことはないしフィルムに対するノスタルジーもないのだけれど、フィルムシミュレーションという形のパッケージングはいいなと思い、RAW現像をしないJPEGオンリーで撮る用のカメラとして割り切って選んだ。

実際、そういうスタイルでしばらく撮ってみて、フィルムシミュレーションはいい。普通のカメラのいわゆる画作りというのは、被写体に応じて風景とかポートレイトとかそういうかんじだけど、フィルムシミュレーションはまずフィルムの銘柄ありきで、その特徴を踏まえて好きに選んでね、というかたちでわかりやすい。

フィルムシミュレーションを選ぶ際に一言説明がポップアップするのだけれど、これが意外とわかりやすい。
クラシッククロームは少しくすんだ色合いで暗部が締まる、とか。




光量が足りていなくて微妙な2枚

ちょっと撮ってみたかんじの印象では光が十分にまわっている状況だと発色もよくおおっと思える写りになることが多いけど、夕暮れ時や曇りの時は、どうにもくすんだ感じになりがち。

ここらへん日中じゃないと撮れないフィルムカメラのような使い勝手だな、と少し期待からはずれた。





ACROS (モノクロ) はいい

ただしフィルムシミュレーションにACROSというモノクロのモードがあり、これはトーンの出方がすごく良くて、すぐにハイライトやシャドーが潰れてしまうほどではないけれど、そこそこの硬さがあり、いわゆるモノクロ写真のイメージに近い。

紛らわしいけど通常のモノクロも別にあり、ACROSも同様にモノクロ出力だけど別途名前付けされている。

イエロー、ブルー、グリーンそれぞれのフィルタを通したモードもあり、けっこう遊べそう。

カラーと違ってモノクロで撮る時のいいトーンカーブのイメージが自分の中にないので、しばらくACROSを教科書として撮ってみようと思う。

ミラーレスというかEVFのカメラでモノクロを撮るのはすごく楽しいので、仕事帰りとか歩きながらたくさん撮りたい。
ファインダーから覗く像が既に色情報を失っているっていうのがおもしろいし、わかりやすく肉眼と違う。

手ぶれ補正と高感度性能

ボディに手ぶれ補正が内蔵されておらず、一緒に買ったXF 23mm F2にも搭載されていない。
Xマウントの単焦点で手ぶれ補正を搭載しているレンズは現在のところひとつもない。

絞り優先で気軽に撮っているとけっこう手ぶれしてしまう。最初はISOオートで上限を800にしていたのだけれど、気がついたら手ぶれしまくっていて慌てて3200まで上げた。

AEのアルゴリズム (= 算出されるSS) はそんなに変わらないものと仮定して、手ぶれ補正がないぶんX-E3のほうがK-1より相対的に手ぶれしやすいといえる。

またセンサーサイズはAPS-Cで、画素ピッチは35mm判で36MPのK-1より小さいため、手ぶれが目立ちやすくもなっているはず。

加えて画質的に許容できるISO感度がX-E3のほうが低いので、実写する上でかなり手ぶれしやすいと感じる。

水平器

水平器が無いみたいで撮っていてけっこう困る。
というか水平器がないとぜんぜん水平を出せなくてやばい……。

Xマウントに乗り換えるか

フィルムシミュレーションは、JPEG撮影するぶんにはプリプロダクションで選ぶ必要がある点は他のカメラの同種の機能と変わらないけれど、それぞれ個性があるので選ぶのがあまり苦にならないのは発見だった。

高感度性能と手ぶれ補正は普段使っているK-1のほうが明らかに有利なので、これを置き換えるものではないと思った。
特に後者は、普段自分が頼っていることもあり、けっこう厳しい。

一方、手ぶれ補正がボディに搭載されたらぐらつきそうな気もする。ズーム含めいいレンズが揃っているし。

K-1は画質や操作面でほとんど不満はなく、サイズ・重さやレンズが増えないことくらいが悩みなので、しばらくはX-E3とうまく補完しあえると思う。