この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

土曜日は天気がよかったので植物園へ出かけた。

ちょうど植え替えをしていたようで、北山門から入ってすぐのところは掘り起こされた土が続くばかりで少し殺風景だったけれど、植物園に行くようになってから初めて見ることができたわけで、やっとホーム感が出てきたとも思う。

考えなしにまわると北山門から反時計まわりで巡ってしまうので、意識的に時計回りで巡ってみることにした。同じ場所でも最初に訪れるのと最後に訪れるのでは違うし、反対から歩いても振り返って見ても、やはり見え方は変わる。

暖かいのでベンチに座るとそのまま眠ってしまいそうなくらい気持ちよくまどろんでいた。あまりに気持ちよいので、3回くらいベンチを変えてそうした。

たまにはレンズひとつだけで撮り歩くのもよかろうと思い、最近持ち出していなかった気がする 77mm をつけて歩いたけれど、フルサイズでこの画角はむずかしく感じる。

寄れなくて撮影倍率が高くないからなのか、植物園という広い場所に対して画角が狭すぎるのか。

写真自体はとうとうしっくりこないなあと思っているうちに終えてしまった。

帰りは鴨川を下がって北大路まで歩いてから地下鉄に乗る。

今出川で降りて京都御苑を散歩した。あまり写真は撮らず、ただ西日を眺めながら砂利より歩きやすい草地を歩く。

野良猫がいたのでしばらく見たり撮ったり。もうちょっと長いとよかったなと思いつつ、これより長いと70-200mmになるし、そうなったらこんなに身軽に歩いてなかっただろうと思えばこれが最適だったのだという気がする。

冬の透き通った空、咲き始めた梅たち。また季節感が狂う時期になってきた。