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立華高校マーチングバンドへようこそ (前編)

読んだ。10月からセカンドシーズンが始まるのできっと新作が出るだろうと思っていたけど、まさかの立華高校とは思わなかった。

北宇治での話は特別に憧れる人とその熱に浮かされた人というかたちだった。立華高校シリーズで特別なのは梓だけど、本人に自覚がない。
自覚がないけど熱量がある人は自分の特別さを普通とラベル付けしてしまって周りの人間を苦しめてしまう。

梓は特別な熱を持っているけれど、でも人としての器はそこまでではなくて、器が追い付くのかどうかという話が続くのだろうと思う。

初心者だった同級生に対する焦りや嫉妬を抱える先輩の気持ちは今でこそわかるような気がするけど、高校生の頃はもうちょっと単純にしか考えられなかったような気がする。彼女たちが特別そういうことに自覚的なのか、それともあれくらいの年代の女の子はおしなべてそういうものなのか。

あと、この作品は時々やけにフェティッシュな視線を女の子に向けがち。男のものとは異なる視線で、彼女らはこういうところもこう見るのかと考えると、見てはいけないものを見てしまったような気になる。