儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

「バベルの会」と縁のある上流階級の人々の業にまつわる短編集という風。

はじめの『身内に不幸がありまして』は少しありえそうなギリギリの歪んだ発想で、人は死んでいるし美しい話ではないけどタイトルがよく落ちていて、してやられたようなある種の気持ちのよい読後感が得られる。

三兄弟の話はキレイなオチがつくかと思いきや痛烈なもう一手があった。
前に続く短編からしてこんなキレイなはずがないと思っていたので納得ではある。メタだけど。