凛として時雨 S.O.S Tour 2015 @ Zepp Namba

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

  1. SOSOS
  2. Karma Silen
  3. 想像のSecurity
  4. DISCO FLIGHT
  5. Enigmatic Feeling
  6. end roll fiction
  7. Tornado Mystery
  8. 秋の気配のアルペジオ
  9. Mirror Frustration
  10. Who What Who What
  11. I was music
  12. Metamorphose
  13. 夕景の記憶
  14. nakano kill you
  15. Telecastic fake show
  16. 感覚UFO

難波にも行くようになって久しい気がするが、Zepp Namba は初めてだった。

行きは阪急から堺筋線を経由して恵比須町から歩いた。ソフマップなどが現れてきてよく地図を見ると噂の日本橋エリアのようだった。

大阪市内はいつどこを歩いても同じような変なにおいがする。場所に関わずということは下水かなにかから立ちこめているのだろうか。

高架をくぐってパークス通りというやや大き目の通りに出て少し北に向かうと Zepp Namba がある。

着いたときには既に開場していて、もう自分の整理番号は呼ばれていたのでそそくさと入場する。

ホールへの入口がなかなか見つからなくて、やっと見つけた入口から入ると前から3列目くらいだった。こんなに前で大丈夫かと思ったが、せっかくここまで来れたのでまあいいかと思って仕切りのバーの辺りに立った。

興奮が過ぎ去ると福岡公演は音に関してやはり不満が残っていた。PA がよくなくて、音が飽和していた。近さとか会場のコンパクトさは、北海道で見たときのような懐しさを覚えて、それはよかったけど、それだけだ。

Zepp は設備がちゃんとしているしきっといいだろうと期待できていつにも増して楽しみだった。

開演予定からさほど押さずに照明が落ちて「夕景の記憶」の SE が流れる。あのブザーと足元から寒色で照らし上げられたステージの風景は、それまで暖色で照らされていた客席から見える色をなにもかも変えてしまうなあ、なんてことを感じた。

“SOSOS”のイントロで期待に応えられていた。すなわちギターもベースもドラムもよく分離していたしレベルも適切だった。照明がずいぶんリッチで指向性の高いレーザー光のような照明が蠢いて妖しさがあった。

”想像のSecurity“へのブリッジは少し今までと違った。フィードバックノイズの中から唐突に始まる。

”DISCO FLIGHT“の2回目のサビが終わったあとのブリッジ (「もう少しだけ見えない所で〜」) のライトワークもいつもと少し違って、照明を落とし切らずに紫のレーザービームのような光が走っていた。

この曲と”Enigmatic Feeling“は周りで激しく暴れる人が増えてきてだいぶやりにくかった。

二度目の”end roll fiction“を聞いて印象が変わってきた。イントロの E と F がぶつかる不協和音がだんだん好きになってきた。

サビに開放感があるなあ、と思いながら聞いていた。Aメロは16ビートのシンコペーションかつリズムと歌のアクセントがずれている → Bメロは16ビートのシンコペーションだがリズムと歌のアクセントが一致する → サビは8ビートのシンコペーションと移り変わるので、シンコペーションで生じるズレがだんだん小さくなっていくのがそうさせていくのかな。

”Mirror Frustration“は4つ打ちとギターらしくない音色のバッキングがダンスミュージックみたい。カウントがないのもそれらしい。

サビのベースが8分→16分のシンコペーションに変わるだけで、同じメロディでも跳ねた感じが出るのが、小さな変化で大きく印象を変えていてかっこいいなあ、と何度聞いても思う。

2回目のサビはリズムパターンはニュアンスも含めてだいたい同じはずだけど、たとえば345のボーカル (「僅かな光に手を伸ばすように〜」) は1回目と比べて少し音価が長くなって少し重いビートになって、その後に続くソロへの橋渡しになっていることに気がついて、うーんかっこいいな、と唸った。


大阪公演は音が良く照明もリッチでじっくりと演奏を聞くことができ発見も多かった。一方で少し前すぎてけっこう揉みくちゃにされたのは反省点のひとつ。

難波は栄えているということらしいけど、地上の雰囲気は少し柄の悪い地方の中心都市っていうかんじだった。ピカピカしている守口市とかみたいな。栄えているってどういうことだろうと思ったけど、夜でもピカピカしているということだろうか、違う気はする。