この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

王とサーカス

王とサーカス

読んだ。

『さよなら妖精』は『古典部シリーズ』の面影があって、でもそれよりも暗くて先がないかんじがした。

どちらもシャツが肌にはりつくような湿度を感じさせる日本の夏だとか、砂埃が舞って衛生で劣るネパールでの所在なさとか、そこにいるのがあまり楽しい雰囲気じゃないときの気分が蘇えった。

どちらもおもしろかったけれども、いまの自分にはいくぶん合わなかったように思う。どちらも、何時間もかけて読みすすめてその先に待っている話が、あまりに救いがない。