PSYCHO-PASS 2

見た、おもしろかった。『PSYCHO-PASS』一期と同じくらいかそれ以上に楽しめた。

『PSYCHO-PASS』は、SF と群像劇という印象で、シビュラシステムの、ひいては社会の真実とは、という引きがあったと思う。また、未熟な主人公が成長していく物語でもあった。

一期は、けっこうウェットというか説教くさいというか、感情に訴える話が多かったなという感想を持ったのだった。朱がどうシビュラと折り合いを付けるのかに至る場面は回想が長めに入ってけっこうドラマチックだったと思う。

二期は雰囲気ががらりと変わってハードボイルドだったと思う。脚本家が同じであるということも手伝ってなのか、雰囲気が『ARISE』っぽいところが多かった。『ARISE』もけっこう好き。

一期の続きで、劇場版が制作されるということが決まっている中で毎週見ていて、始まりと終わりがある程度決まる中で、伏線とその回収がちゃんと行われているように見えて、すごいと思ったしおもしろかった。

こういう前後が決まっている中で物語を作るとなると驚きをもたらす方法がかなり制限されるのでむずかしいように思う。本質的に二期では新しい謎や役者はそれほど増えていないと思う。にも関わらず、こんなにおもしろくなるとは思わなかった。

11話という長さは正直物足りないけれど、終始よいテンポで物語が進んで見ていて気持ちよかった。毎回、進展があって、来週はどうなるのかな、とドキドキした。詰め込みすぎず、ちょうどよかったと思う。

一方で、劇場版が作られるということがわかって、その予告などを見れば誰が脱落しないかはわかってしまうので、ある程度展開は読めてしまったのが残念だった。

たとえば、終盤で朱は大きな選択を迫られることになる。でも先があることが決まっているので、先のない一方の選択肢をとることはないのだな、ということは予想できた。それが少し残念。

とはいえ、劇場版があるという情報がなかったとしても、予想はついた気がするから、最初からそこで物語を盛り上げるという意図はなかったのだと思う。鹿矛囲とシビュラの対決が二期の一番見せ場であったのだと思う。

二期はかなり後味が悪かった。朱のこともそうだけど、霜月さんが一番危うい。爆弾を抱えたまま繰り越しなので、よりひどい爆発の仕方をしてもおかしくないと思う。

二期は、達観した朱と、異様に反発しつづけてどんどん危うい道に逸れていく霜月と、不穏なんだけどかっこいい東金が、特にキャラが立っていておもしろかったし、この三人が物語に深く関わってきていたのでよかった。11話という制約とか、ひとつの大きな事件を取り扱うということを考えると、物語に深く関わってこない人物のキャラが立ちすぎていても群像劇のなり損ないになってガチャガチャしてうっとうしかったと思うので、よかった。

あと重要なこととして OP と ED がかっこよかった。一期は OP があんまり好みでなかった。1クール目は曲のブレイクとか展開とあんまり映像がマッチしていないかんじがして浮いていた気がする。『PSYCHO-PASS 2』は映像と音がかっちり合っていてかっこよかった。


凛として時雨 『Enigmatic Feeling』 - YouTube

カッチリした16ビートとワウとスリップ・ビートでファンキーだけどちょっと外した雰囲気になった16ビートが交互に出てくるのがよい。

ブリッジのギターは偶数小節目の3・4拍目に入るリフがかっこよい。


凛として時雨 『Who What Who What』 - YouTube

最近 PV が公開された劇場版の主題歌もかっこいい。

ピッコロタムとかリムの成分が強いスネアがよりファンキーでかっこいい。