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中学生や高校生の頃は、このクソみたいなやつらは許さんぞ、おれは必ずお前らに悪夢のような記憶を与え、同時にこのクソみたいな学校から脱出するために死んでやるぞ、という気持ちがズルズル渦巻いていたけど、もはやそんな気持ちは過ぎ去り、代わりにたとえば今日みたいな、もはや猛暑の日々の記憶なんてなくしてしまいそうな透き通った秋の風を吸い込みながら走っているとき、どうして自分はこういう風に生きてしまっているのだろうとか、なぜまだこのままなのだろうとか、そんなことを考えてしまう。
自分はもう20年以上生き延びていて、枝分かれの時期は過ぎている。
自分と同じくらいの人は大学に通って卒業したり、変な会社で変なことをしたり、自分とはまったく異なる時間を過ごしていて、その時間はどんどん長くなっていく。
そうして他人と自分の人生が遠ざかっていく速度に自分は追い付けていない。もう彼らと歩み寄ることはできないような気がしていて、それが本当かどうかわからないけど、その絶望感みたいなものにいつまで抗えるのか定かではない。