読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最近買った本

死神の浮力

死神の浮力

『死神の精度』の続編らしい。短編集だった『死神の精度』と違って1つの担当を扱っている。

全体的に説教くさくてうっとうしかった。一方で異能力ものみたいな現実離れした設定と、ミステリっぽい展開が悪いように組み合わさってあまりおもしろいと思えなかった。

累(1)

累(1)

累(2)

累(2)

おもしろそうだったので買って読んでみた。今気付いたけれど、刊行ペースがめっちゃ速い……。

とても美しい女優を母に持つとても醜い容姿の娘が、母の遺した他人の顔を奪うことのできる口紅を持ってどうにかする話。

演劇と他人の顔を奪って振る舞うことが重ねられる。

漫画やアニメなど、デフォルメして人間を描くとき、「醜く」描くことは美しく描くことよりも難しいのかもしれないなあ、と思った。

美しいということは、対称であるとか輪郭が整っているなどと言えると思うが、これはつまり人が図画として描きやすいということでもあるのかもしれない。醜いということは非対称であったり輪郭が歪んでいると言えるかもしれないが、これを意識的に描くのは技巧的に難しいのではないかと思う。

一方で、人は美しいものに憧れて惹かれる性質があり、また自分の美意識に基づいて美しい理想のかたちを想像しようとするけれど、醜いものは簡単に思い出せないようにされる。

美しくないものと醜いものは似て異なるようにも思える。醜いものと美しいものはそれぞれに強く人に訴えかける「強い」性質を持っていると思う。