この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

夜も遅く小雨が降っていたので「タクシーで帰りますが一緒にどうですか」と尋ねた時、あの人は「歩くのが好きなので歩いて帰ります」と言った。
自分も歩くのは好きであるつもりだったし、なによりその人ともっとゆっくり話してみたかったのに、小雨が降っているとか、間が持たなかったらどうしよう、とかそういう小さなことを気にして機会を失ってしまった。

歩いていける場所からいなくなってしまってから、たまに思い出す。

いつもこうだ。もっと話しておけばよかった、とか、こうしておけばよかった、とか、くよくよ気にしてばかりいる。