0602

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

室温が上がったまま換気を忘れて寝てしまって、夜中に暑苦しさと空気の悪さで気分が悪くなって目が覚めた。夢を見たような気がする。よく覚えていない。

だらだらと寝ていたので朝は食べず、昼はうどんを食べた。美味しいうどんはコシがあって量のわりにお腹が膨れる。

鞆の浦のほうへでかける。海沿いにある歴史を感じさせる小さな町ということで有名らしい。よく知らなかった。

芦田川を眺めながら対岸の工業地域から発せられる光化学スモッグを眺めていた。このあたりの小学生は「あれが光化学スモッグだよ」と教えられることがあるらしい。地域に馴染んでいると言えば聞こえはいいが、聞こえだけだ。

芦田川も汚いらしい。淀川を思い出すとても大きな川だったが、特に工業地域のそばを流れる川が汚いのは致し方ないことなのだろうか。車窓から見る限りは雄大な川という印象だけを抱いた。

少しずつ細く小さくなっていく道を走っていってしばらくすると仙酔島が見えてきた。パワースポットとして名高いらしい。渡船で向かう。渡船は黒塗りの船体が少しいかつくて海賊船のような妖しさがあった。

仙酔島は沿岸に遊歩道が整備されていて、露出した岩肌を楽しみながら歩くことができた。五色岩というとても綺麗なグラデーションの岩があって、普段はなかなか目にしたり意識することのない地層を眺めて言葉がなかった。

入江のような風になった砂浜で海を見たりした。波の音が心地よくてただただぼーっと耳を傾けているだけでいくらでも時間が過ぎてしまいそうだった。海のこと、そんなに好きではない、と思う。ただ、あまりに印象深すぎて囚われてしまう。


前に尾道を訪れたときのこと思い出す。初めて訪れたときは、因島のほうまで出かけたり、海水浴場を見たりした。二度目は今日のような曇りの日。どちらも暑かった。