2日半の開発合宿の感想

この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

2日半の開発合宿に参加した。恒例行事らしいけれど、自分は初めての参加だった。

僕はデザイナである id:chira_rhythm55 さんとふたりでチームを組んで前から考えていた新サービスのアイデアを形にした。

もともとひとりで Haskell を使ってはてな記法 (のサブセット) のパーザでも書こうか、と考えていたけれどひょんなことからチームを組んで新サービスを作ることになった。

かなり曖昧でふわっとしたアイデアの説明だったにも関わらず着想を広げて素晴らしいものに仕上がったのも、僕の拙いプレゼンテーションから注意深くエッセンスとなるものを抽出してくれた chira さんの協力があってこそだと思う。

幸いなことに他のスタッフからも評価をいただくことができた。しかし、他者からの評価は嬉しくありつつもあくまで副次的なものであり、自分たちが欲しいと思えるものを納得のいくかたちで作ることができたということが重要だと思う。

どれだけ多くの人が喜ぶかわからないが、少なくとも作っている自分たちは確実に幸せになる、という事実がとても大きな自信になった。

また、試してみたかった要素技術を試すことができてよかった。とはいえ、いきなり新たな要素技術を導入しても遊ばれてしまっては本末転倒なので普段から仕事・趣味に関わらず新しいことに挑戦しておくことも大切だし、それが活きてよかったと思う。

具体的にいうと今回、AngularJS を試したのだけれども、これがうまくはまってよかった。AngularJS は既に deary で試していて、おおおその雰囲気は掴めていたし、初歩的なつまづきは既に経験していて、これらが活きた。

自分はどうにも凝り性で、時間に制約がなければ (制約に対して自覚的にならなければ) ずっと凝ってしまうしハマり続けてしまうところがあって、なにか思い付いても試してみようと思った新たな挑戦にこだわるあまり進みが遅くなり続けるのはよくないなあ、と思い悩んでいた。

しかしそういう自分の凝り性な一面がこのような短期集中の場で活きたということで、少し前向きになれた。時間的制約が存在しない中で新たなことを試せる場というのはそうそうないのだから、凝れるときには凝っておいてもよいのではないか、と考えることができた。

今回の合宿では偶発的にチームを組むことになった chira さんと素晴らしいものを作ることができた一方で、前々から「これはうまくいきそうだ」と思っていたことを試すことができ、一定の結果を出すことができた。
偶然から生まれたよい結果と得るべくして得られた必然のよい結果、どちらも得ることができたのがとても大きい。

最後に、id:chira_rhythm55 さん、2日半おつかれさまでした。「2人でどれだけできるか不安だった」と仰っていましたが、僕は最初からこのふたりなら絶対によいものができると信じていたし、そう信じていたどおり、あるいはそれ以上によいものができたと思います。ありがとうございました。