この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

金曜日。30分寝坊して慌てて家を出た。ひとつ忘れ物があったけれど、家に戻ると間に合わないので諦めた。

京都から西へ向かう新幹線に乗るときの目的地へはすぐに着くので気が楽だ。1時間の差は大きい。

広島市を訪れたのはもう半年前のことだった。今回もライブを見に行く。半年前と違ってなんでもない平日だったので平和で穏やかだった。

ビルの上でお昼を食べる。ひさしぶりに魚の煮物を食べた。

もう秋も終わりで冬になろうとしており、日の傾きも早くなっていた。15時と16時のあいだには大きな隔りがあって、15時は昼だけど、16時は夕方だ、というようなことを話した。もう16時で、もう夕方になっていた。

川の水面は穏やかできらめいていた。京都にはない大きな川がいくつも流れている広島の風景は、旭川や大阪に似ているのかもしれない。

インターネットのオフ会。オフ会という表現がたぶん隆盛していたころに自分は北海道にいて、その盛り上がりを遠くから眺めていた。

1年2ヶ月ぶりの TK from 凛として時雨。

  1. Fantastic Magic
  2. phase to phrase
  3. 12th laser
  4. Abnormal trick
  5. flower
  6. haze
  7. シャンディ
  8. film A moment

いきなり “Fantastic Magic” から。心奪われていて、なにがなんだか覚えていない。テレキャスターの鋭く細かいカッティングと “Fantastic magic” というリフレインが耳に残っている。

“シャンディ” を聞けたらいいな、でもワンマンではないし無理かな、と思っていたのでとても驚いたし嬉しかった。

ヴァイオリンが加わったアレンジはオリジナルよりもたおやかに聞こえた。終わったあとは放心していて溜息ばかりついた。

うどんを食べて、車両基地の近くの宿で眠る。新幹線と在来線がすぐ目の前にあって眼福だった。


土曜日。ホテルで朝食をいただく。こんなまっとうな朝食を食べたのはいつぶりだろう……。

JR で三原へ。山の中を右へ左へと突き抜けていくのが勇ましくもおもしろかった。

2年ぶりの三原は寒かった。2年前にここで別れた人といまここからどこかへ行こうとしている。三原駅の改札すぐのスロープを覚えていた。

2年ぶりに訪れた風景を思い出している。海沿いの道路脇に生えている南国に生えている植物のこととか、遠くから見える大きな橋とか、隣で車を運転している人のこととか。

昼はスパゲティの美味しいお店でいただく。緊張した……。

2年前に訪れた渋い施設は賑っていたたいへん驚いた。本当は合法的に入れる廃墟であることを期待して行ったのでもっと寂れていたらゲラゲラ笑えたんだけどな。

山の中腹にあるので見晴らしがよく瀬戸内海が一望できた。この人とは海を眺めることが多いなあ。

生まれてはじめてネコに触れた。人懐っこいと聞いていたほう、人見知りすると聞いていたほう、2匹とも歓迎してくれた。

ネコは気難しくてなにかあるとすぐひっかかれるイメージがあったけれど、そんなことはなくてすりよってきてもの珍しそうに見上げてきて、うわごとのように「かわいい」と言い続けていた。


人生に近付けた気がする。そしてそれは重く巨大だった。