4回観に行って劇伴音楽について気がついたことが増えてきた。
IV 度の和音から始まるミニマルな主題の変奏が5回くらい流れて印象に残っている。
- 夜の丘でほむらとまどかが語り合うシーン (F-Dur, ハープ)
- 再び風見野行きのバスがやってくるシーン (h-Moll, アコーディオン, ゆっくりとしたタンゴっぽいかんじ)
- 三叉路に向かって歩くシーン (d-Moll?, 弦, あまり調性感のない不穏なやつ)
- 船に乗っているシーン (c-Moll, 弦, 広がりがあって感傷的)
- ホムリリィ登場 (h-Moll, アコーディオン, タンゴっぽいかんじ)
船に乗っているシーンからホムリリィ登場までのあいだにもう1回くらいあった気がするけれど思い出せない。
この主題がとても印象的に変奏されていて梶浦さんすごいなあ、と感じた。
1回だけ長調で演奏されるけど、むしろこれが一番おどろおどろしいとさえ感じる。ハープが入るまでの調性感が存在しない主題だけが流れるところは曲全体の展開を覚えていてもやっぱり不安になる。
グロッケンとギターのハーモニクスかなにかなのかな。E 音だけ違うから弦楽器のナチュラル・ハーモニクスだと思ったけど違うかもしれない。
5人の変身シーンは映像もさることながら劇伴もそれぞれ個性を反映しててすばらしい。
予告編で使われていた曲は「鞄持ち」のテーマなんだろうか、2回目が特に印象的でグッときた。