『物語シリーズ』の原作とアニメ、どちらも何度でも楽しむことができてとても好きだ。

口語がとても少なく、文語というか書きことばの滑らかな感触が耳にやさしい。
文法とか語法がおかしいと目につくので、ある程度、整った言葉が並んでいるというのはそれだけで安心感がある。
語法、文法といったものはことばを読みすすめる上で透過的に扱われるべきものだし、そういったものの存在に意識を奪われる文というのは、やはり悪文だとおもう。

韻を踏みつつ、ついでにうまいこと言ってみました、というかんじの言い回しがよく用いられるけれどあまり嫌味に感じない。
とにかくリズミカルであるので、読み進めるのが苦でない。
難しかったり一般的ではない語や言い回しであったとしても、文に生じるリズムによって推し量ることができ、文として咀嚼が易しくなっている。
プロフェッショナルの物書きであるから当たり前かもしれないが、とてもことばを大切に扱っているので、そういう人が書いたものである、という安心感がある。