この記事は筆者が見た夢を一人称視点で叙述した内容です。事実ではなく、実際の人物等とは一切関係ありません。

ひさしぶりに凛として時雨のライヴへ行く。

開演すると345としょぼくれたおっさんが立っている。345が345ではなくて、そこらへんの女子大生みたいだった。

345がはっきりとした声で静かに「わたくし、中村美代子は3月にこの方と入籍致しました」と報告する。会場に流れる「ああ、そうですか……」という空気。TKとピエールはいなくてふたりがベースを持っている。嫌な予感しかない。

「それでは二人でベースセッションをします」と言うと聴いたことのない曲が流れてくる。男の人がベースを弾きはじめる。ミュージックマンっぽいジャリジャリした音。ボリュームが小さくてよく聞こえない。グダグダなままに終わる。

ピエールが出てきて無言でドラムを叩きはじめる。ライトアップ。小学校の体育館だった。最前列は小学生か未就学児っぽい人たちがたくさんいる。いつのまにか隣に知人がいて「今日は子どもが多いね」って話をしながら反復横飛びをする。そうだ、この時間、今は反復横飛びをしつづける体育の時間だったのだ。知人の顔はわからない。知人であるという関係だけ知っている。顔を見ようとしても視界に入らない。見知らぬ知人なので顔は知らない。

ふと横に目をやると小学生二人組が肩車からそのまま逆立ちしようとして失敗、頭から床に落ちる。間違いなく頚椎が折れた。これで凛として時雨も終わりだな、と諦めて帰路に着く。