人と会う。慣れたような風で。

地元のような、でも住宅街のほうに入ると緑が多い、架空の街。

季節が曖昧で、むせかえるような暑さだとおもえば、黄色に染まった木々のアーチをくぐったり、とにかくたくさん歩いた。

その人は、インターネットで面識を持って、いつのまにか何度も会ったりしているみたい。とても気さくに話しかけてくれるし、こちらもとまどいなく話すことができる。

その人の家におじゃまして、ごろごろしながら話しているうちに二人とも寝てしまって、帰ってきたその人の家族に挨拶をするという、とても気まずい空気になった。