広島から西へ向かうのは生まれて初めてだった。京都から在来線を使って出かける時の三宮に抱く最果てのような壁のような不思議な因縁あるいは呪縛めいた街もただの通過駅に成り果てた。自分は何もしていないのに感慨なく障壁が壊される。今度はもっとゆっく…
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