他人との相互理解という話を考えはじめると価値観とか人種・出身地など変え難い属性の話かとやけに小難しく考えてしまいがちだけれども、もっと一時的で変化しうるものにおいて考えることもできそうだと思った。

 

たとえば「お客様は神様です」というような、接客サービスを提供する側がサービス受給者に対してへりくだるべしという旨の考え方は同じ提供者同士で交わされる限りにおいて「神である」という過激な表現が許されるのであって、立場を越えて受給者がその過激な表現・考え方を振るってよいわけではない、というような。

 

そういった非対称性や、立場の流動性を自覚することの難しさが「コミュニケーションの難しさ」という抽象的な悩みを分解すると現れてくるのかもしれない。

凛として時雨 Tour 2018 Five for you @ 金沢エイトホール

2016年ぶりか、凛として時雨のツアー。

 

サウンドエンジニアリングがほぼ同じTK from 凛として時雨のライブも何度か行っているのでそんなに長いこと見ていなかったということもないはずだけど、i dance alone, 夕景の記憶のSE, そして足元のライトから照らされるステージ。それらは凛として時雨というユニットのライブだけのもので何物にも代え難かった。

 

中盤を締める“ten to ten”は圧巻で、アルバムより少し落ち着いたテンポで始まり、大きなエネルギーの胎動を予感させる溜めのAメロから破裂するかのようなサビとその後のブリッジ。

 

最後の#5の前、TK in the 夕景は不意打ちでわけもわからず興奮して気がついたら泣いていた、それくらいあの流れはずるい。

#4の最後の曲から#5の最後の曲へ。

それまで#4の曲をまったくやらなかったので、今回はお預けなのかな~と諦めかけていたので本当にヤバい。

 

ホール公演も追加され、無事に入金したので今月末の大阪で充電しつつ楽しみにしています。