キーボード2人とリズムマシンとスタジオに入って YMO を弾いた。新しく買ったギターをアンプに通したのは初めてだったなあ、そういえば。悪いことをした。
JC-120 からは懐しい鉄みたいな音がした。
弾いているあいだは楽しかったけれど、終わってみればここが足りないとか粗ばかり気になってきた。寝るときには悶々としてきて宇治橋をダッシュして「うまくなりたい」って叫びたい気分だった。
楽しいし、やっぱりギターはアンプから鳴らしてなんぼだなと思ったので、ちゃんと鳴らしてあげよう。
キーボード2人とリズムマシンとスタジオに入って YMO を弾いた。新しく買ったギターをアンプに通したのは初めてだったなあ、そういえば。悪いことをした。
JC-120 からは懐しい鉄みたいな音がした。
弾いているあいだは楽しかったけれど、終わってみればここが足りないとか粗ばかり気になってきた。寝るときには悶々としてきて宇治橋をダッシュして「うまくなりたい」って叫びたい気分だった。
楽しいし、やっぱりギターはアンプから鳴らしてなんぼだなと思ったので、ちゃんと鳴らしてあげよう。
ここ2年くらいはあっというまに過ぎた実感がある。
思い返すとあまり新しいことをしていないし、新しいところにあまり出かけていないような気もする。
ウダウダしているあいだにイギリスがEUから独立だスコットランドも独立だなどと期を逃したかもしれない。
成功する人は期を逃さないんだろうなと思いつつも、あんまり躍起になっても楽しくないので深く考えないことにする。別に世界はEUやスコットランドだけではない。
高校生のときにアベフトシにはなれないということに気がついた。気がついてしまった。気がつけた。
まだ向井秀徳とTKにはなれそうだという勘違いは続いている。思い込み?
ギターに対する執着は薄いことは自覚していて、たぶん向井秀徳やTKが好きでなくなったらやめるかもしれない。
そういうことを10年前から思っていながらも続いているということは、愛着がないように思えてけっこう板についてきたのかもしれない。
上下リネンだったからなのか、風が吹いていたからなのか、昨日の低気圧が過ぎ去った後だからなのか、梅雨明けの夏日は暑くも日陰に入ったときの涼しさが沁みるようで、夏と和解できたような気がした。
鈴木さんの作者がモーニングで連載している作品。
やがて2学期が始まり、相地は新しい高校で再び吹奏楽部に入部することになる――。ゆっくりゆったり吹奏楽青春劇!
……と作品説明にあるけれど「吹奏楽」が出てくるのは、1巻の後半であってまだそういう話の展開には至っていない。
実は作品説明にけっこうなネタバレがある。作品説明を読むと「あれ?」と疑問に思うけれど、はっきりと言及されないまま話が進んで、高校に通い出すところでネタばらしがされる。
淡々とした日常を描きつつも、時折ウェットな内面を覗かせるのが上手な作者だと思っていて、この作品も片鱗が見える。
主人公が転校してきた理由はともすれば耽美的で、普段の振る舞いからそんな経緯は匂わないので余計に耽美な想像をさせられる。
米澤穂信の小説を原作としたコミカライズがいつのまにか連載されていて、単行本が出たので買って読んだ。
小説のコミカライズが故に主人公の独白が多い。それだけであればいいけど、背景まで緻密に描かれているので文字が読みづらいことがあるのはちょっと困る。
原作は時代背景を考慮し世界観が精緻なローファンタジーで、このコミカライズも丁寧な作品で原作の雰囲気がよく再現されている。
『折れた竜骨』に限らないけれど、一人称は少なからず「信用ならない語り手」といえて、それはたとえば感情の機微が実際よりも大仰に、あるいは乏しく表現されることがある。
コミカライズは三人称を強制するので、特に一人称を務めたアミーナが客観的に描かれることで人物として一人立ちしているのは見所だと思う。
領主の娘として気品がありつつも、序盤は笑顔を見せるなどかわいい。ニコラがクッキーを落としてごねる様子を笑うところとか、一人称だとわかりづらかったアミーナの機微が見える。
説明的でラノベテイストというかんじ。エピローグの話は怪奇小説っぽくて蛇足感がある。
登場人物全員がろくでもない。花実ちゃんの言うことがよくわかるだけに、周りから性格が悪いって評されるのを見るとつらい。